【儚く悲しみの終焉】Zガンダムの人気な女性パイロットとキャラ「ティターンズ&ジオン編」

『機動戦士Zガンダム』には数々の魅力的なキャラクターを生み出しました。

Zガンダムで現在人気女性キャラやパイロットのランキングは以下の結果となっております。

順位 キャラクター
1位 エマ・シーン「エゥーゴ所属」
2位 フォウ・ムラサメ「ティターンズ所属」
3位 ハマーン・カーン「ネオ・ジオン所属」
4位 ファ・ユイリィ「エゥーゴ所属」
5位 ロザミア・バダム「ティターンズ所属」
6位 ライラ・ミラ・ライラ「ティターンズ所属」
7位 サラ・ザビアロフ「ティターンズ所属」
8位 ベルトーチカ・イルマ「カラバ所属」
9位 レコア・ロンド「エゥーゴ所属」
10位 ミネバ・ラオ・ザビ「ネオ・ジオン所属」

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ガンダムシリーズの中でも本作の女性キャラクター達はストーリーに大きな影響を与えています。

今回は「Zガンダム」で登場する「ティターンズ」と「ネオ・ジオン」に所属している女性キャラクター達を紹介いたします。

「エゥーゴ」と「カラバ」に所属している女性キャラについては以下の記事にて書いております。

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ティターンズ

ティターンズに所属している女性キャラとして3人紹介いたします。

ちなみにティターンズに解説した記事はコチラになります。

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ライラ・ミラ・ライラ

© 創通・サンライズ

ライラ・ミラ・ライラは、シリーズ初期のエピソードで見せる、独特の魅力を持つキャラクターです。

彼女は一貫してプロフェッショナルな戦闘員としての姿勢を保ちつつ、内面には人間的な感情を秘めています。

 

ライラはティターンズの女性パイロットで、その実力は一流です。

熟練したMSパイロットとして、彼女は数々の戦闘で巧みな操縦技術と戦略的な洞察力を示しました。

その一方で、彼女は固有の名前を持たない一般兵士として登場することから、軍隊生活の厳格さと、その中で生きる兵士たちの厳しい現実を象徴しています。

 

YouTube出典

 

ライラは一見冷静で無表情なように見えますが、その背後には深い人間性があります。

彼女はプロフェッショナルな任務と個人的な感情の間で緊張を感じており、その葛藤が視聴者に深い印象を与えます。

彼女は一部のティターンズのメンバーとは対照的に道義的で、部下からの信頼と敬意が厚い存在でした。

一方で、彼女はニュータイプの能力に対して、自覚的でないながらもある程度の偏見を持っていました。

 

彼女はジェリド・メサに戦闘技術を教える存在として、彼の成長に大きな影響を与えました。

また、彼女自身も、カミーユ・ビダンとの戦闘を通じて自己の成長を遂げ、最終的には自分がオールドタイプであることを受け入れました。

 

しかし、ティターンズの非道な行動に対する怒りから、カミーユに説得されてエゥーゴに寝返る可能性があるところを見せていました。

最終的にはカミーユの能力に敗れ、彼女は戦死します。

彼女の死は、カミーユを「アムロ・レイの再来」と称える契機となり、一方でジェリド・メサは彼女の死に深い悲しみを感じ、カミーユへの復讐を誓うこととなりました。

 

物語が進むにつれ、ライラ・ミラ・ライラのキャラクターは成長と変化を遂げ、視聴者に深い感銘を与えます。

彼女のキャラクターは、戦争の真実と、それが個々の兵士にどのような影響を及ぼすかを示しています。

そのため、彼女はガンダムシリーズの中で非常に重要な女性キャラクターとなります。

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ロザミア・バダム

© 創通・サンライズ

ロザミア・バダムはティターンズの女性モビルスーツパイロットです。

彼女は地球連邦軍のオーガスタ研究所で強化された人間で、17歳の時点で中尉の階級を持っています。

 

彼女は人間の感情や記憶を操作され、地球連邦軍の特殊部隊「ティターンズ」の兵士として活動します。

彼女の最も重要な特徴は、超能力を利用した強力な戦闘力と、兄弟姉妹のような存在であるカミーユ・ビダンに対する深い愛着です。

 

ロザミア・バダムとカミーユ・ビダンとの関係性は「機動戦士Zガンダム」の中で非常に重要な要素です。

彼女は初めてカミーユに出会った時から、彼を実の兄と勘違いします。

これは彼女が人間の感情を深く理解し、他人と心を通わせるニュータイプの能力を示しています。

しかし、それは彼女自身が心から望んでいたものではなく、人間の感情と記憶を操られ、カミーユを利用して敵対するエゥーゴを攻撃するために操られていました。

© 創通・サンライズ

 

ロザミアの精神状態は不安定で、偽の家族の記憶を植え付けられて均衡を保っていました。

カミーユを兄と思い込むような暗示を受け、アーガマへの潜入任務を遂行したこともあります。

彼女はカミーユを”お兄ちゃん”と呼び、甘える一方で、カミーユと一緒にいたファ・ユイリィに対しても親しみを示していました。

 

YouTube出典

 

ロザミア・バダムの戦闘能力は非常に高く、特にニュータイプ専用機体を駆使するとその能力は最大限に引き出されます。

彼女がメインで使用した機体は「MRX-009 サイコガンダム」で、その巨大なサイズと圧倒的な火力、そしてロザミアの強力なニュータイプ能力による精密な操縦技術で、敵を圧倒します。

また、「MRX-010 サイコガンダムMk-II」も彼女が操縦した機体で、こちらも同様に強力な戦闘力を誇ります。

 

「機動戦士Zガンダム」の中でロザミア・バダムの運命は悲劇的なものとなります。

彼女は最終的に、自身が操られ、カミーユに敵対して戦うことを強制される状況から逃れられず、終わりなく続く戦闘の中で命を落とします。

彼女の死は、戦争の悲劇と人間の感情を操る科学技術の恐ろしさを象徴するシーンとなっています。

 

彼女の最期は、ゲーツ・キャパによる精神操作の下、サイコガンダムMk-IIでアーガマを攻撃する中で訪れました。

カミーユは彼女を止めるためにビームライフルでサイコガンダムMk-IIのコクピットを直撃し、ロザミアは兄の名を呼びながら宇宙に散りました。

最終回では、カミーユとパプテマス・シロッコの最終決戦において霊体としてカミーユを助け、サラ・ザビアロフを叱責しました。

 

劇場版では、彼女の一部のエピソードがカットされており、その生死については明らかにされていません。

しかし、最終決戦時にはテレビ版と同様に霊体として登場しました。

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サラ・ザビアロフ

© 創通・サンライズ

サラ・ザビアロフは新人類「ニュータイプ」としての強大な能力を示す若い女性で、その能力から彼女が人工的に強化された人間、すなわち「サイバー・ニュータイプ」ではないかとの疑惑が生じています。

彼女はパプテマス・シロッコの下で働いており、彼に対して非常に忠誠心があり、「パプテマス様」と呼んで親しみを込めています。

 

サラはシリーズの22話で初登場します。

彼女は最初はシロッコの命令でジェリド・メサの下で働きますが、後にシロッコの直属の部下となります。

彼女はエゥーゴの船、アーガマにスパイとして潜入し、戦闘中に脱出する前に混乱を引き起こすことに成功します。

アーガマにいる間、彼女はカツ・コバヤシと出会い、彼は彼女に対して親しみを抱くようになります。

 

彼女は真面目で勤勉な性格でありながら、頑固な一面も持っています。

彼女はシロッコを深く尊敬しており、彼のために死ぬ覚悟をしています。

この尊敬は恋愛感情に近いものへと発展します。

その結果、彼女はシロッコの影響でタイタンズに寝返る別のパイロット、レコア・ロンドをライバルと見なします。

 

YouTube出典

 

シリーズの後半、サラはシロッコの命令で月の都市フォン・ブラウンで爆撃攻撃を実行します。

その後のシロッコ、レコア、ハマーン・カーンを巻き込む戦闘で、彼女はシロッコをカツの攻撃から守るために自己犠牲を選びます。

彼女の死後も、カミーユ・ビダンやカツの前に霊として現れ続けます。

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彼女は自己犠牲の象徴とも言え、戦争の無情さと悲劇性を強く描き出しています。

また、彼女は人間の感情とニュータイプの能力を組み合わせた複雑なキャラクターとして描かれておりました。

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フォウ・ムラサメ

© 創通・サンライズ

フォウ・ムラサメは地球連邦軍ティターンズに所属する女性モビルスーツパイロットです。

彼女の主な搭乗機は強大な力を持つサイコガンダムです。

 

フォウは、地球連邦軍のニュータイプ研究施設、ムラサメ研究所の被験体として育てられました。

戦災孤児であり、施設によって以前の記憶を奪われている状態です。

 

彼女はまた、時には困難な状況に直面しながらも、自己犠牲となることを厭わない強い決意を持つ女性として描かれています。

このような彼女の姿勢は、彼女の成長と人間性を強調し、視聴者に深い印象を与えます。

 

ティターンズに功績を上げることで記憶を取り戻せると言われ、ホンコン・シティでカミーユ・ビダンの操るガンダムMk-IIと戦うことになります。

しかし、カミーユと何度かの接触を経て心を通わせ、彼が宇宙へ戻ることを知ると、自らの命を捧げてカミーユを宇宙へと送ります。

 

その後、エゥーゴとカラバの攻撃作戦の最中に再登場し、強化されたサイコガンダム2号機で戦闘を行いますが、カミーユの説得により心を取り戻します。

しかし、ジェリド・メサの攻撃からカミーユを守るために命を捧げることとなります。

 

YouTube出典

 

彼女の愛情深い性格と献身的な行動は、人間の愛と戦争の無情さを同時に描き出しています。

また、彼女は自己犠牲という主題を通じて、人間性の複雑さとニュータイプの能力を探求しています。

 

彼女の死はカミーユに深い傷跡を残し、その場を見ていたアムロ・レイとシャア・アズナブルには、7年前にララァ・スンが亡くなったときの苦い記憶を思い出させました。

物語の最後では、シロッコとの最終決戦でカミーユの呼び掛けに応じ、彼と共に死者の思念として登場します。

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ネオ・ジオン

ネオ・ジオンに所属している女性キャラとして2人紹介いたします。

所属しているといっても、ジオン軍の総帥とリーダーになります。

ハマーン・カーン

© 創通・サンライズ

ハマーン・カーンは、そのカリスマ性と強烈な個性でファンを魅了してきた。

彼女はネオ・ジオンのリーダーであり、スペースノイドの権利を強く主張する一方で、自身の思想を反映した新たな世界秩序の構築を目指しています。

 

ハマーンは若くして絶大な権力を握った女性で、その冷静かつ冷酷な性格はガンダムシリーズの中でも際立っています。

彼女は深遠な政治理念と高い戦闘能力を兼ね備えており、その結果、彼女は敵である地球連邦軍だけでなく、同盟国であるエゥーゴとも対立することになります。

 

彼女の特筆すべき要点の一つは、ミネバ・ラオ・ザビの教育に関わったことです。

彼女はミネバをザビ家の理想を継承する存在として育て上げました。

ミネバが成長するにつれ、ハマーンはミネバをアクシズ(ネオ・ジオン)の傀儡君主として利用するようになります。

 

彼女の出自はミネバとは異なりますが、彼女の野心と才能が彼女をネオ・ジオンの頂点に立たせることにつながりました。

しかし、彼女の絶対的な権力への探求は、彼女の人間関係とネオ・ジオン内部の動きに様々な影響を及ぼしました。

 

ハマーン・カーンは、物語中で彼女の感情、野心、そして対人関係が詳細に描かれることで、単なる敵キャラクターを超えた存在となります。

彼女の行動と選択は物語を推進し、視聴者に対する物語の感情的な深さと複雑さを加えます。

ハマーン・カーンは、「ガンダム」シリーズが描き出そうとしているテーマ、特に戦争、権力、そして人間の弱さと強さについて、非常に鮮明な視点を提供しています。

 

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ハマーンは、ニュータイプという新しい人間の進化の概念を具現化するキャラクターでもあります。

ニュータイプは、高度な知覚能力と感情的な共感能力を持つとされており、ハマーンはその概念を体現し、同時に、それがどのように権力と操られる可能性があるのかを示しています。

 

彼女の存在は、男性中心の戦争物語において、女性キャラクターがどのように強く、影響力を持つ存在であるかを明確に示しています。

彼女の政治的野心、独立した性格、そして感情的な奥深さは、男性キャラクターとは違った視点から、戦争と権力のテーマを探求する機会を提供しています。

 

また、ハマーンは他のガンダムシリーズの女性キャラクターと比較しても非常に特異な存在であり、その理由は彼女の強さと独立性にあります。

彼女は自己のアイデンティティと目的を持つ強力な女性リーダーであり、彼女の個々の行動がストーリーの進行と結果に大きな影響を与えます。

 

以上のように、ハマーン・カーンはガンダムシリーズの中で独自の存在感と重要性を持つキャラクターです。

彼女の強力で複雑な個性は、視聴者に対して多面的で深遠な視点を提供し、戦争、権力、そして人間性についての物語の理解を深めることを可能にします。

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ミネバ・ラオ・ザビ

© 創通・サンライズ

ミネバ・ラオ・ザビはガンダムシリーズで有名なザビ家の一員であり、その正統後継者とされています。

彼女はアクシズ(後のネオ・ジオン)の象徴的存在であり、非常に重要な役割を果たしています。

 

ミネバは、ザビ家の一員であるドズル・ザビの一人娘として生まれました。

アクシズで育ったミネバは、ハマーン・カーンによって教育され、彼女の影響下で成長しました。

しかし、その内面は素直で純粋な少女で、友人と遊ぶ時間を楽しむなど、普通の子どもらしい一面を持っています。

 

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初期の教育はシャア・アズナブル(本名はキャスバル・レム・ダイクン)が担当していましたが、彼はミネバにザビ家の価値観を押し付けず、普通の少女として育つことを望んでいました。

しかし、ハマーンが摂政となると、ミネバはザビ家の伝統と帝王学に基づく教育を受けるようになります。

この教育はハマーンの思想、すなわち「ザビ家による支配こそがスペースノイドの真の繁栄につながる」という考え方を彼女に植え付けました。

 

ミネバの人間関係は複雑で、シンタやクム、ロザミア・バダムといった友人との交流が見られる一方、シャアとの関係や、ハマーンに対する複雑な感情も描かれています。

ミネバはネオ・ジオンのシンボル的存在でありながら、個人としての成長と苦悩を経験しています。

彼女の存在はガンダムシリーズの中で重要な役割を果たし、彼女の成長と変化は物語を通じて詳細に描かれています。

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まとめ

今回は「ティターンズ」と「ネオ・ジオン」に所属している女性キャラクターについて紹介いたしました。

Zガンダムでの女性キャラは他シリーズ以上に重要シーンで取り扱う機会が多いです。

ティターンズ所属のキャラは主人公であるカミーユの成長とラスボスのシロッコとの関係性が作品において不可欠です。

Zガンダムでは他の女性キャラクターの魅力がありますのでそちらも知っているとより楽しめます!

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